いってきマース


前回は、ふもとのヤマサキショップが定休日だったという失態を演じてしまったが、今回は、定休日ではない事を確認済み。
2回目なので、あのグネグネ道も、割とスムーズの登ることが出来た。「慣れていくのね。自分でも分かる。」 byセイラさん
ここのキャンプ場の夕方の空の色は、やっぱり綺麗


今回の主役は、キング・オブ・ストーブ「OPTIMUS(オプティマス)No.123R SVEA」(ガソリン式)

これのキャンプデビューの日であった
ストーブといっても、暖をとるためのものではなく、料理を作るコンロの事をキャンプ用語でストーブと言うらしい。
では、時間軸がバラバラだけど、使い方をごらんください

こんな形をしている(画像左)

丸い茶筒型で、直径10センチほど高さ15センチほどととてもコンパクト。そして新品のオール真鍮ボディーが美しい光沢を放っている。
こいつは、製品として世に出てから100年もの間、ほとんど形を変えることなく、今も現行商品として販売されていると言うからすごい。
設計が古いものだけあって、ガスタイプのようにハンドルをグルッ・カチャッと簡単着火というわけにはいかず、着火にはちょっと特殊なプレヒートという手順が必要になる。
仕組みを簡単に説明すると、このストーブは燃料タンクを暖める事によってタンク内の内圧を上げ、ポンプ等をつかわず液体燃料であるガソリンを噴出、気化させる仕組みになっている。
いったん着火すれば、自身の発する熱によってタンクがあたためられ燃料の気化が続く、というサイクルが続くのだが、始めに着火するさいには、タンク内圧を上げるためにあらかじめタンクを暖めなくてはならない。
これが、プレヒートと呼ばれる着火儀式である。
方法は色々あるのだが、今回はティッシュにアルコールを含ませてタンク上で燃やし暖めるという方法をとることにした。
まだあまり慣れていないので、作業がしやすいようにまず外側についている筒状の枠を外して行った。


プレヒートの火が消えたら、本着火


いったん火がつくと、ボッ、ボッ、と汽車みたいな音がしているが、自身の熱でタンク内圧が上がっていくと、音がだんだん速くなるとともに炎が安定して、ぼぼぼぼと我等が玄海丸(Volty)と同じ単気筒バイクのような連続音に変わっていきます。
理科の実験みたいでおもしろい!
まぁ、この音がめっちゃうるさいのだけれども、頼もしく炎のパワーを感じられる。
炎が安定したら、いよいよお鍋をおきます

何ができるかな…?

どんどん煮えていくよ



ミートソースのパスタができたよ


このパスタは90秒で茹で上がるパスタで、ダイエーで売ってたもの。室内だったら熱いお湯に浸けとくだけでも食べられます。
このキャンプ場は水道がなく水が貴重なので、ゆで汁はすべてパスタに染み込ませました。ちょうどご飯を炊くような感じ。
そしてこの日は、この後大野山天文台の巨大望遠鏡でお星様を見せてもらって、プラネタリウムを満喫した。キャンプ客は我々だけだったが、こじんまりした天文台には、何人かの人が訪れていた。
実はカメラも携帯もテントに忘れてきてしまったので、プラネタリウムの写真がまったくないのです!!残念!!
(プラネタリウムについての記事は、長くなるので後日記載)
そのあとはテントに戻り、恒例のお酒大会

こうして、楽しい夜は更けていった…
次の日


Mr.Xを慕う蛾さん

バイクが走り出しても、このお方はずっとここにしがみついていたが、強風に煽られやむなく飛ばされてしまいましたとさ

